愛媛新聞の月刊誌・「アクリート」で、2005年6月号から「川柳アート」の投稿欄が始まりました。川柳に滑稽を取り戻すこと。アートをつけて分かりやすくすること。時事川柳の普及を目指すこと。この三点を目論んでの連載でした。
この度、第1回から第110回までの10年間に亘り連載された「八木健の川柳アート」の作品およそ1000点をもとに、内容を加筆、追加して一冊の本をつくりました。
建前に穴をあけて本音を引っ張り出すのが川柳。「穿ち」は川柳の命です。ところが、平成の現代、川柳には「穿ち」や質の高い「笑い」が少なくなっています。この本に掲載されている、穿ちと笑いのある川柳アートとコメントをお楽しみください。 |