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2018年8月の滑稽句

良寛の好みの毬や七変化 相原共良
【佳作】 ゴロゴロが雷ゴロゴロゴロはお腹 相原共良
   
【佳作】 蓼食う虫合縁奇縁神ぞ知る 青木輝子
年金者もやし納豆冷奴 青木輝子
   
浅草寺浴衣姿は江戸の臍 赤瀬川至安
蚊帳古し半世紀持ちただ捨つる 赤瀬川至安
【佳作】 虫干のつもり濡れ縁に腰下ろす 赤瀬川至安
   
【佳作】 氷菓子舐める男やシャイロック 荒井良明
長兄を亡くし弟ばかりの鵜 荒井良明
   
遠雷や胸に火柱赤と黒 井口夏子
【佳作】 玉葱は吊るされ命ふんばれる 井口夏子
   
塞翁がネコは何処ぞの白浪猫 池田亮二
【佳作】 夏の浜天乃宇津女の総踊り 池田亮二
   
梅雨晴やゴルフ最中に孫生まれ 石塚柚彩
【佳作】 蜂叩く元テニス部のジャンプスマッシュ 石塚柚彩
腹に子を乗せて昼寝の親子かな 石塚柚彩
   
紫陽花や残り香移り香杣の道 泉 宗鶴
傘越しのモンテプレチア梅雨の庭 泉 宗鶴
【佳作】 半端ないプールサイドの艶姿  泉 宗鶴
   
墓参せず南瓜も食はず夏至一日 伊藤浩睦
【佳作】 かたつむり家賃払へずなめくぢに 伊藤浩睦
   
【佳作】 飲みの手に鍵と免許の一夜酒 伊藤洋二
黒南風の吹けども紅き君の頬 伊藤洋二
   
本当は人間が好き水鉄砲 稲沢進一
【佳作】 花の名を知らずに写真大花野 稲沢進一
もう歌ふことなき校歌夏来る 稲沢進一
   
素麺の黒帯ほどかせまいとして 稲葉純子
【佳作】 穴空きのズボン切られて半ズボン 稲葉純子
   
父の日のケーキ食ぶ母リバウンド 井野ひろみ
【佳作】 朝顔の花を咲かせて垣根越し 井野ひろみ
   
立橋を登るカラスの目線に憧れて 上山美穂
【佳作】 大胆やミミズは道路横断中 上山美穂
   
走り梅雨予感をしたる鳥の声 梅岡菊子
【佳作】 まんまるの夏帽子にある前後ろ 梅岡菊子
   
【佳作】 梅雨晴に棚田光りて野良の人 梅野光子
機上より箱庭のごと瀬戸の海 梅野光子
   
もろこしをのせて五合の夢を炊く 太田史彩
青芝に麒麟のオブジェ美術館 太田史彩
【佳作】 塵紙遺る梅雨明のポケットに 太田史彩
   
呼べど答へず梔子の花ならば 小笠原満喜恵
雨蛙雨だれ好きで跳ねてゐる 小笠原満喜恵
【佳作】 ビル谷間こうもり夕べ待ちかねて 小笠原満喜恵
   
【佳作】 誕生日いつも決まつて梅雨最中 小川飩太
梅雨明けましておめでとうございます 小川飩太
雷に中つた時の煎じ薬 小川飩太
   
女人禁制お山開きの石鎚も 加藤澄子
どしゃどしゃと七夕豪雨喚きつつ 加藤澄子
【佳作】 関東は流行の先端梅雨明ける 加藤澄子
   
蟻を踏み蚊を打ち地獄へまっしぐら 川島智子
梅雨最中化石となりて生きてをり 川島智子
【佳作】 敷布干す空間を舞う黒揚羽 川島智子
   
でんでんむし電電公社の電柱に 久我正明
【佳作】 タンバリン撫でて叩いて西瓜売り 久我正明
   
【佳作】 ○×で答ふ質問わらび餅      工藤泰子
姫小判しやらと小判草じやら 工藤泰子
サッカーの期待ふくらむ金魚玉 工藤泰子
   
【佳作】 絵空事なり梅雨晴間の空の青 桑田愛子
折り目正しく役人のアロハシャツ 桑田愛子
我に無き自由はありぬ夏燕 桑田愛子
   
【佳作】 こめかみにくらふ一撃かき氷 小林英昭
ラーメンのがらにもならぬ羽抜鶏 小林英昭
   
【佳作】 物騒な名前で美人鉄砲百合 近藤須美子
うす緑瑞々しくて蕗をむく 近藤須美子
ダリア咲き若い自分がここにある 近藤須美子
   
サッカー熱名古屋場所にて小休止 佐野萬里子
米朝の首脳出迎ふマーライオン 佐野萬里子
【佳作】 屁糞葛青鬼灯をからめ捕る 佐野萬里子
   
庭鳥がコッケイクゥと夏の朝 下嶋四万歩
【佳作】 五月雨を集めてみれば洪水禍 下嶋四万歩
横綱か王様になるてふ裸の子 下嶋四万歩
   
【佳作】 水鉄砲撃つてこの世の騒がしき 白井道義
二の腕の肉食女子や更衣 白井道義
惚れつぽい草食男子蟻地獄 白井道義
   
少年に残る幼さサングラス 鈴鹿洋子
【佳作】 軒先に勝手に民泊夏ツバメ 鈴鹿洋子
   
【佳作】 ペンと紙があればなんとかなる猛暑 鈴木和枝
終わるまで農婦小さい時間みーつけた 鈴木和枝
キップがどうにも早くてこまる改札口 鈴木和枝
   
鰻の日布袋の腹に体脂肪 髙田敏男
【佳作】 現代子大志と書いて昼寝かな 髙田敏男
   
不眠症にうれしきサッカーワールドカップ 高橋きのこ
【佳作】 樹木希林平成最後の夏を締め 高橋きのこ
大人とて昔は子ども裸好き 高橋きのこ
   
【佳作】 十薬や寿命伸ばしてくれさうな 田中 勇
クンダリニーのパワーを秘めしあやめかな 田中 勇
懐かしげに顔見合うかに梅雨の蝶 田中 勇
   
鍬振るが楽しと言へば山笑ふ 田中早苗
【佳作】 焼茄子は何より馳走ぞビール干す 田中早苗
   
スポーツ天国夏草の河川敷 田中晴美
夏野菜カタカナで書く呆け防止 田中晴美
【佳作】 青蔦の何処まで伸びる蔓の旅 田中晴美
   
姑の来る日風呂場の黴落とす 田村米生
【佳作】 背広着てネクタイしめて田植機に 田村米生
   
晶子忌や歌会せずに句会する 月城花風
【佳作】 テーブルのあちらとこちらの昼寝人 月城花風
香水をTPO別揃へけり 月城花風
   
権威捨て権力好み蓮笑う 土屋泰山
梅雨寒や副鼻腔炎大はしゃぎ 土屋泰山
【佳作】 バリトンの声澄みわたる牛蛙 土屋泰山
   
九十九里の一里裸足で歩きけり 飛田正勝
頻尿の数を数えて明け易し 飛田正勝
【佳作】 冷し酒重ねてこゑを熱くする 飛田正勝
   
幽霊の気配我が家は妻の留守 西をさむ
サングラス掛けて気分は高倉健 西をさむ
【佳作】 羽抜鳥飛ぶ意志さえも抜け落ちる 西をさむ
   
【佳作】 七夕竹願い欲張り腰曲がり 花岡直樹
梅雨明けやもういい雨はもういいよ 花岡直樹
真夏日は言い訳ゴックンビール飲む 花岡直樹
   
露出度をせめぎ合ひたる猛暑かな 林 桂子
【佳作】 狭いところに住む名人の夏燕 林 桂子
両隣騒音を出す夏近し 林 桂子
   
【佳作】 首横に振り一徹の扇風機 原田 曄
模様てふ悪しき歯切れや梅雨の明 原田 曄
同居して夜な夜な三日蚊一匹 原田 曄
   
神事にも予行演習夕立くる 久松久子
【佳作】 アルバイトの神主揃ふ御祓かな 久松久子
唐櫃舁く形代入れて重重し 久松久子
   
時の日やせわしなき世のひと日なる 日根野聖子
五月闇米朝会談かけひきの 日根野聖子
【佳作】 やはらかに命は弾み雨蛙 日根野聖子
   
【佳作】 売れ残り腰をかがめる胡瓜哉 廣田弘子
梅雨晴に流れる雲の薄衣 廣田弘子
老いの夢銀河に王子と戯れる 廣田弘子
   
練乳を舐め掻き廻すかき氷 細川岩男
梅雨明けの空が燃えてる竜が居る 細川岩男
【佳作】 生ビールいくら飲んでも汗となり 細川岩男
   
短夜の悪夢短編二本立て 堀川明子
【佳作】 福耳にあやかりたいかアカイエカ 堀川明子
   
【佳作】 夕立過ぐポンコツ車を洗ひあげ 本門明男
禅寺に競ふは薔薇と七変化 本門明男
   
歓迎や山ほととぎすこだまして 松井寿子
人々のたましひこの谷の蛍火は 松井寿子
【佳作】 テレビジョン豪雨のニュースに浸される 松井寿子
   
なめくじの気付けばいつも側にいる 松井まさし
睨み負けして草相撲の子の帰宅 松井まさし
【佳作】 叩かねば回らぬ老扇風機の残暑 松井まさし
   
【佳作】 予報士殿まだありますか暑の在庫 南とんぼ
ナイターのチャンネル変えても巨人負け 南とんぼ
百日草三日ぐらいのものを買う 南とんぼ
   
【佳作】 老い止めの薬はいらぬ一夜酒 椋本望生
扇風機コブラツイストせり猪木 椋本望生
赦すとは日本獺浮いて来い 椋本望生
   
竹婦人抱いてはならぬ人を抱き 村松道夫
入院の寝巻のつき合ひソーダ水 村松道夫
【佳作】 下手くそとなじらる蚊を打ち損じて 村松道夫
   
端居して隠居といふも疲れけり 村山好昭
【佳作】 夏来る尼僧の頭青々と 村山好昭
川床や芸子よく食べよくしゃべり 村山好昭
   
【佳作】 口中にしばし遊ばせ枇杷の種 百千草
老鶯や天岩戸の隙間より 百千草
蜥蜴去るためらひがちに尾を揺らし 百千草
   
【佳作】 A型をおやつ替わりに吸う藪蚊 森岡香代子
梅雨出水明日は我が身の近さかな 森岡香代子
激戦のデートスポット恋蛍 森岡香代子
   
昼寝覚昼寝してゐたこと忘れ 八木 健
アクリルの絵の具で描いたか熱帯魚 八木 健
【佳作】 明易の季語短夜の先端に 八木 健
   
【佳作】 梅雨寒や徘徊じやなくさ迷へり 八洲忙閑
海の日や山ガールらの花盛り 八洲忙閑
警告し水鉄砲の標的に 八洲忙閑
   
【佳作】 葛切はするりと箸をもてあそぶ  八塚一靑
冷房のあるリビングに皆でいる  八塚一靑
   
雲の峰主審ビデオに勝ち譲り 柳 紅生
【佳作】 同伴の敷居をまたぐ藪蚊かな 柳 紅生
   
老体に似合はぬ半袖し~わ皺 柳澤京子 
【佳作】 青田風散歩の犬の落とし物 柳澤京子
白髪の翁に見られ女郎蜘蛛 柳澤京子
   
【佳作】 短夜や古文書読みの飛ばし読み 柳村光寛
梅雨明けて胸は晴れたり曇ったり 柳村光寛
   
梅雨前線の列島上下縄跳びす 山下正純
【佳作】 集団の見合い騒がしひき蛙 山下正純
食べ易してふ優しさよさくらんぼ 山下正純
   
【佳作】 ベンチにほつ杜鵑花(さつき)にほつと昼下り 山本 賜
葛飾で撮つた睡蓮見て下さい 山本 賜
ホクホクとポクポク南瓜のほめ言葉 山本 賜
   
外づらにうつとり薔薇に刺されたる 横山喜三郎
【佳作】 試着室だけで満足春ファッション 横山喜三郎
松茸の握り具合にご満悦 横山喜三郎
   
蚊遣火を焚き昔からお百姓 横山洋子
青紫蘇の株に一枚だけの赤 横山洋子
【佳作】 万緑を借景として蓮の花 横山洋子
   
耳奥を覗き確かむ蝉時雨 吉川正紀子
梅雨冷や仕舞ひ忘れを抱いて寝る 吉川正紀子
【佳作】 田の海の蛙忙しくラブコール 吉川正紀子
   
善人の目をもつ噺家月の座へ 吉原瑞雲
【佳作】 蹴られてもやがて抱かるる籠枕 吉原瑞雲
音が好き滝にこころがありさうな 吉原瑞雲
   
青田風あめんぼの歌乗せてくる 渡部美香
梅雨寒や姐やに負はれ学校へ 渡部美香
【佳作】 五月雨のポトポトといふオノパトぺ 渡部美香