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「滑稽俳句集」出版のお知らせ
滑稽俳句集

「俳壇」の滑稽句欄が一冊に! 
平成14年7月号から平成27年
3月号までの全3213句を収録。
初版 全308頁

定価3,000円(税・送料別)

*本の問合せ・注文先
えひめ工芸
〒791-2103 愛媛県伊予郡砥部町高尾田1173-4

電話090−8287−1390
FAX 089‐957‐1155

 「俳壇」で連載中の滑稽俳句欄、八木健選による「微苦笑俳壇」の13年間の全作品、3213句が一冊になりました。
「俳句」とは、「滑稽な句」を意味します。俳句の本質は滑稽です。
 明治34年に佐藤紅碌が編んだ滑稽俳句集以来、本格的な滑稽俳句集は、115年ぶりとなります。
  俳句に失われた滑稽を取り戻し、「平成の滑稽」として後世に引き継ぐ歴史的な句集です。

「八木健の川柳アート」第31回愛媛出版文化賞・奨励賞受賞
愛媛新聞の月刊誌「アクリート」で 
大人気の川柳欄の作品、約1000点が、
一冊の本になりました!

定価2500円(税・送料別)

*本の受注・発送
   090-5140-8826(滑稽俳句協会)
   090-8287-1390(えひめ工芸)
 愛媛新聞の月刊誌・「アクリート」で、2005年6月号から「川柳アート」の投稿欄
が始まりました。川柳に滑稽を取り戻すこと。アートをつけて分かりやすくすること。
時事川柳の普及を目指すこと。この三点を目論んでの連載でした。
 この度、第1回から第110回までの10年間に亘り連載された「八木健の川柳アー
ト」の作品およそ1000点をもとに、内容を加筆、追加して一冊の本をつくりました。
 建前に穴をあけて本音を引っ張り出すのが川柳。「穿ち」は川柳の命です。ところ
が、平成の現代、川柳には「穿ち」や質の高い「笑い」が少なくなっています。この
本に掲載されている、穿ちと笑いのある川柳アートとコメントをお楽しみください。

第八回 滑稽俳句大賞 審査結果発表 
  
第八回滑稽俳句大賞の大賞は、久我正明氏に決定致しました。
◆ 大賞 久我正明
デコポンに勝ったと思ふ柚子の顔
ペンギンは「ふ」の字のかたち日脚伸ぶ
お疲れのご様子ですね枝垂桜
紙風船さてはギョーザを食べただろ
よたよたと腰痛の蟻パン運ぶ
赤富士の大崩落やかき氷
空蝉や縄文顔をしてをりぬ
キク科なる雑草繁る文化の日
着膨れてペンギンとなる修道女
太古より海鼠は海のなまけもの




第三回滑稽俳句協会報年間大賞決定!
 
千葉県 菅野あたる
 

「霜柱地価十億を持ち上げる」

兵庫県 金澤 健
 

「ふぐ料理毒よりこはき時価の文字」

愛媛県 伊藤洋二
 

「初メロンかも知れぬこの不在票」


  
 

  

 今月の八木健選 特選句

夏はほら夏目雅子の野球帽
山本 賜
 夏→夏目雅子→瀬戸内少年野球団のイメージの展開が明快である。言葉が滑り出る。それが滑稽の「滑」。まさに俳諧の連歌の原点なんだね。
 
一樹ごとけふ貸切の蝉しぐれ
小林英昭
 「一樹ごと」に蝉の樹が何本も立っている存在感。狂おしいほどに鳴きつのる。しかし、明日はもう鳴かぬかも知れぬ。「けふ(今日)」に哀しさも潜む。
 
黒星を背負ひ気楽な天道虫
麻生やよひ
 相撲では黒星が続くと大変だが、天道虫は黒星を背負っていても気楽。七つ星天道虫は、負け越しの可能性大だが無頓着だなあ。
 
四十肩とも五十肩とも扇風機
稲葉純子
 扇風機が古くなって、回転部の取りつけ部分に「ガタ」が来たのだろう。作者も四十肩なのか。「同情」の気持があればこその擬人化の句。
 
秋暑しポストの喘ぐ口二つ 
氏家頼一
 俳句は対象に「何を感じたのか」を書くもので、この句では「秋暑し」と「喘ぐ口」にポイントがある。それが読者の共感を得ることに。
 
地球一周せむとてでで虫旅立てる
小泉花子
 単なる写生に終わらず、想像力を働かせて興味深い世界を繰り広げて見せてくれた。「本当のように思える嘘」を描いてこそ文芸。




 今月の秀逸句  七七をつけてみました

 羅や人戸惑はす仕草して  田村米生
   ・・・スケスケルック今も健在?
 
 梅雨晴間イチロー気取る傘素振り 金澤 健
   ・・・すぶりなんだかそぶりなんだか
 
 おぞましき黴と言へどもブルーチーズ 久松久子
   ・・・黴と言へども良く見れば華美
 
 心太字がすき更に味も好き 川島智子
   ・・・太い心で音立て啜れ
 
 遠雷に釘打つ音の速くなり 有冨洋二
   ・・・雷さんが苦手な大工
 
 油汗うまく生かすやあめんぼう 山下正純
   ・・・毛むくじやらなる足踏んばつて
 
 本心で揺れていますかねこじゃらし 鈴木和枝
   ・・・嫉妬(じぇらしー)の心かたちに出でて
 
 双手もて天を押し上ぐ花衣 廣田弘子
   ・・・花の枝くぐる女人の仕種
 
 取り合わせ苦吟となりぬ竹婦人 伊藤洋二
   ・・・虚実皮膜の狭間にゆるる?
 
 コーヒーゼリー地殻破壊のやうな涼 藤森荘吉
   ・・・ひと掬いして銀のスコップ
 
 出世魚はまち止まりで定年に 青木輝子
   ・・・久しぶりなる夫婦善哉
 
 水着脱ぐところ太陽にも見せず 飯塚ひろし
   ・・・隠しカメラに盗み撮られる
 
 ユーロ圏覆ひ尽せり入道雲 田中早苗
   ・・・暗雲のかげポンドに映り?

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