2018/6/9更新 | ご利用にあたって |
お問い合わせはこちら 会員専用ポスト


   




   
 

「滑稽俳句集」出版のお知らせ
滑稽俳句集

「俳壇」の滑稽句欄が一冊に! 
平成14年7月号から平成27年
3月号までの全3213句を収録。
初版 全308頁

定価3,000円(税・送料別)

*本の問合せ・注文先
えひめ工芸
〒791-2103 愛媛県伊予郡砥部町高尾田1173-4

電話090-8287-1390
FAX 089‐957‐1155

 「俳壇」で連載中の滑稽俳句欄、八木健選による「微苦笑俳壇」の13年間の全作品、3213句が一冊になりました。
「俳句」とは、「滑稽な句」を意味します。俳句の本質は滑稽です。
 明治34年に佐藤紅碌が編んだ滑稽俳句集以来、本格的な滑稽俳句集は、115年ぶりとなります。
  俳句に失われた滑稽を取り戻し、「平成の滑稽」として後世に引き継ぐ歴史的な句集です。

「八木健の川柳アート」第31回愛媛出版文化賞・奨励賞受賞
愛媛新聞の月刊誌「アクリート」で 
大人気の川柳欄の作品、約1000点が、
一冊の本になりました!

定価2500円(税・送料別)

*本の受注・発送
   090-5140-8826(滑稽俳句協会)
   090-8287-1390(えひめ工芸)
 愛媛新聞の月刊誌・「アクリート」で、2005年6月号から「川柳アート」の投稿欄
が始まりました。川柳に滑稽を取り戻すこと。アートをつけて分かりやすくすること。
時事川柳の普及を目指すこと。この三点を目論んでの連載でした。
 この度、第1回から第110回までの10年間に亘り連載された「八木健の川柳アー
ト」の作品およそ1000点をもとに、内容を加筆、追加して一冊の本をつくりました。
 建前に穴をあけて本音を引っ張り出すのが川柳。「穿ち」は川柳の命です。ところ
が、平成の現代、川柳には「穿ち」や質の高い「笑い」が少なくなっています。この
本に掲載されている、穿ちと笑いのある川柳アートとコメントをお楽しみください。

第十回滑稽俳句大賞審査結果発表 
  
第十回滑稽俳句大賞の大賞は、堀川明子氏の作品に決定致しました!
◆ 大賞 堀川明子
わが町の絶滅危惧種こいのぼり
運転で決まる田植の上手い下手
梅雨入りの今日は無罪の雨女
日傘さす光合成せぬヒトなれば
水泳が下手で子どもを溺愛す
七夕や短冊に書くエゴイズム
別腹の常連となり薩摩芋
お茶碗を丼に替へ今年米
紙の本なんて呼ばれて文化の日
煩悩の尽くことなしや除夜の鐘




第五回滑稽俳句協会報年間大賞決定!
 
愛知県 伊藤浩睦
 

「猛暑日や金魚の赤く茹で上がる」

神奈川県 下嶋四万歩
 

「ご祝儀を甘噛みしてる獅子頭」

神奈川県 青木輝子
 

「四月馬鹿なによりうまい親の脛」


  
 

  

 今月の八木健選 特選句

ただならぬこの世を案じ夕端居
吉原瑞雲
具体的には書かれていませんが、トランプがどうの、加計学園がどうのと「ただならぬ」はたくさん。夕端居の話題に事欠かぬご時世ですね。
 
風薫る大谷君の二刀流
西をさむ
季語と大谷君との取り合せが抜群ですね。二刀流を見事にやってのける大谷を「君」で呼び、親しみを強調しているのもよろしい。
 
美人湯にのぼせ上がりて蝶の昼
柳 紅生
結構なご身分ですね。「美人」にのぼせたのか「湯」にのぼせたのかを曖昧に書いたところが巧み。高等な俳句術ですね。「蝶の昼」に贅沢感も。
 
人生はひととき花もひととき
泉 宗鶴
思ったこと、感じたことが俳句になる。「花はひととき人生もひととき」。泉宗鶴の哲学が句になった。自分にしか詠めない句を作らねばならん。
 
そら豆のどれにも黒いチャックかな
日根野聖子
誰もまだ俳句にしていないことや、作者だけが感じたこと、発見したことが「新鮮な句」となる。「黒いチャック」が表現の「素直」である。
 
変態の蝌蚪は過渡的なる姿
伊藤浩睦
「蝌蚪」と「過渡」の地口(駄洒落)であるが、単に言葉を並列に置くだけでなく「意味付け」をしたところが巧みで、尚且つさりげなさもよろしい。




 今月の秀逸句  七七をつけてみました

 私有地の札は見ぬふり土筆つむ  荒井良明
   ・・・目くぢら立てず土地の所有者
 
 釣堀の一人にばかり浮子(うき)動く 越前春生
   ・・・魚たちには忖度なくて
 
 鯉幟苦手種目は平泳ぎ 小川飩太
   ・・・突風の来て背泳ぎとなる
 
 更衣SがLへと脱皮かな 桑田愛子
   ・・・ダイエットせにゃ家計に響く
 
 逃げ水のたうたう行方知れずかな 稲葉純子
   ・・・まぼろしを追い齢重ねる
 
 鯉のぼりとなりの家とたけくらべ 山下正純
   ・・・垂れている時正しく測れ
 
 「湯が沸きました」朧へ響く電子音 久我正明
   ・・・喋る家電に慣れてしまひぬ
 
 アメリカまで射程さらなる葱坊主 井口夏子
   ・・・某暴君に似てゐる頭
 
 天丼に天使のかたち蕗のたう 山本 賜
   ・・・アンバランスが滑稽感に
 
 金魚鉢すぐお隣に猫の舌 田中早苗
   ・・・ガラス越しゆえ金魚平然
 
 体重を浮力が恨む立ち泳ぎ 田村米生
   ・・・潜水するに体重不足
 
 元を取る個数はいくつ苺狩 堀川明子
   ・・・元を取つたる先が余禄よ
 
 うたた寝をしてをり春昼の掛時計 本門明男
   ・・・季語が動いて時計動かず

ページの先頭へ