受賞の感想
大賞をいただきありがとうございました。自分の俳句が評価されたことがとてもうれしいです。私は色々と俳句を学んできましたが、俳味の流れの中にメッセージをさりげなく残す俳句に一番興味を覚えています。「うふふ」と笑え、「おやっ?」と立ち止まってもらえる俳句です。「俳句は上品にそして面白く」が私の目標です。俳句は国文学の一つでありますが、自然科学、文化人類学、美術映像学などの教養と想像力、描写力、構成力などの才能も必要で、たいへんに奥が深く興味が尽きません。私の受賞作の「ふ」はペンギンでも修道女でもなく俳句を学ぶ私の「歩く」姿そのものです。俳句の言葉の生み出す大いな る可能性にこれからもチャレンジしていきます。